この記事は『NISAをまだはじめていない』もしくは『NISAをはじめようか悩んでいる』という初心者の方向けに書いています。
運用実績
まずはじめに、一番気になる運用実績を公開しちゃいます。
2024年1月1日からはじめた私の新NISAの運用実績は

6月14日時点で180万円を投資して、358,601円の利益です。
運用益が多い少ないは別として
- リスクはないけど銀行に預けておく
- リスクはあるけど資産運用する
どちらが自分の未来にプラスになるかを考えた時に、私が出した答えは後者のBでした。
ちなみに銘柄は
- S&P500
- オールカントリー
なぜこの2つにしたかはまた別の記事でお話しします。
(もし今すぐNISAをはじめる方は、オールカントリーをおすすめします)
NISAをはじめた理由
ではなぜ私がNISAをはじめたかというと、理由は4つあります。
- 将来への備えが貯金だけでは不安
- 銀行に預けててもお金は増えない
- 物価は上がる
- 給料が増えても手取りは増えない
それぞれが関わり合っているのですが、ひとつずつ詳しくお話ししていきます。
将来への備えが貯金だけでは不安
私がNISAをはじめた2021年は円安が進み始めた年でした。
その頃、ふと自分の日常を思い返したときに
食料、電気、ガス、ガソリン、洋服、スマホなど
自分の身の回りが輸入で成り立っていることに気づき(遅い!)、日本円だけを持っていることに不安を覚えました。
※ポイント※ 円安が進むと輸入品が高くなる
そこから
「日本円以外の金融資産を持ちたい!」
と思ったことが、投資をはじめる大きなきっかけになりました。
銀行に預けててもお金は増えない
例えば、銀行に100万円を預けていたとします。
すると一年後いくら増えているかというと約200円です。
たったの200円、されど200円。
ここから銀行でお金を預けることのメリットを感じると思います。
「1円も減っていない!」
「100万円預かってくれるだけでいいのに、さらに200円くれる!」
100万円をもし
タンス預金していて泥棒に盗まれたら…
家族や友人に預けていても増えはしない…
いずれにしても
「頑張って貯めたお金は絶対に減らしたくない!」
これが投資を始める前の私が思っていた“預金は正義”という預金神話の感情です。
(決して預金を否定しているわけではありません)
しかし
「銀行に預けててもお金は増えない!むしろ目減りしている!」
ということに気付かされます。
それが物価の上昇です。
物価は上がる
一家に一台と言われていた車。
現代は一人に一台とも言われるようになりました。
物価上昇で分かりやすいのが軽自動車だと思います。
二十年くらい前までは100万円からおつりがくるくらいの値段だった軽自動車。
それが今では100万円を超えるのが普通になってしまいました。
先ほどの銀行に預けた100万円。
昔はこれで買えていたのに、今ではお金が足りず買えなくなっているのです。
これが預金の目減りです。
お金を貯めているだけではだめ。
ではどうすれば良いのか?
2021年に私はある本と出会います。
タイトルは『バビロン大富豪の教え』。
この本の中で“お金にも働いてもらう”という概念を学びました。
多少分厚いですが、マンガなので文字が苦手な方でもサクッと読めておすすめです。
この概念がつまりは資産運用に繋がるのですが
「投資は怖いもの。ギャンブル」
と思っていた私でも、いざ勉強してみると
「私にも資産運用できるかもしれない!」
と思えるようになりました。
給料が増えても手取りは増えない
最後に、お給料のことに触れておきます。
「給料は上がったはずなのに手取りがほとんど変わらない」
そんな経験をしたことがある人も多いと思います。
住民税、所得税、社会保険料
これらが主にお給料から引かれる国民の義務と言われるものです。
ここでは手取りが増えない様々な不満は少し置いておいて
これからの日本を数字で見てみようと思います。
2025年の人口比率は
- 20~64歳の人口:54.4%
- 65歳以上の人口:30.3%
(内閣府HP『第1章 第1節 1(2)将来推計人口でみる50年後の日本』より)

これが2050年になると
- 20~64歳の人口:47.8%
- 65歳以上の人口:38.8%
(同上のHPより)

2050年なんて先すぎる未来のことかもしれませんが、26年後もたぶん生きてます。
読者のみなさんも私も、生きていると仮定しましょう。
10年後の20歳の人の人口は100万人。
20年後の30歳の人の人口も100万人。
これは今、10歳の人の人口が100万人だから(総務省統計局HP参照)、10年後、20年後の人口は簡単に出せます。
このように人口動態はある程度正確に出せるので、26年後には1人で1人の高齢者を支えるのはほぼ確実と言えます。
26年後、私はまだ現役世代です。
2人で1人を支える状態が、1人で1人を支える状態になるのであれば手取りはどうなっていくのでしょうか。
また、老後に自分が支えられる世代になったときはどのような状態になっているのか…

色々考えると不安になりますが
「自分のことは自分でするしかない」
と思います。
私は生涯ひとり身かもしれないことを想定しています。
そのために将来への備えとして今からできることを私なりにやっていこうと思います。
そして生涯独身でもそうでなくても、NISAをはじめようか尻込みしている方、まずはこの本を読んでみてください。私が様々なことに気づかされたように、人生を豊かにするヒントを得られるかもしれません。
【本の紹介】
漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す黄金法則